姫島バッグのECサイトを作成しました

https://bejewelled-croissant-608fc1.netlify.app/
制作範囲
ディレクション / 情報設計 / コピーライティング / Shopify構築 / 商品登録・商品ページ設計 / コレクション設定 / EC購入導線設計 / レスポンシブ対応 / Shopify基本設定
制作期間
企画から公開まで約1ヶ月
参考予算
約30万円
使用技術
Shopify / Liquid / HTML / CSS / JavaScript / Shopifyテーマカスタマイズ等
背景と課題
今回は、職人が一つひとつ手作業で制作するPPバンド製かごバッグを販売するブランド「HIMESHIMA BAND」のShopify ECサイトとして制作しました。
商品は単なるかごバッグではなく、PPバンドを一本一本丁寧に編み込み、型崩れしにくく丈夫に仕上げるために二重に編み込むなど、手仕事ならではの工程とこだわりがあります。
また、すべて手作業で制作されており、多くても1日に2点ほどしか仕上げられないという背景があります。こうした商品の価値は、商品写真と価格だけを掲載した一般的なECサイトでは十分に伝わりません。
そこで今回は、「かごバッグをオンラインで販売すること」だけを目的とせず、
「誰が、どのような想いで作っているのか」
「なぜこの商品ならではの価値があるのか」
「実際の生活でどのように使えるのか」
まで理解したうえで商品を選んでもらえるECサイトを目指しました。
制作の意図
今回の制作では、サイトを訪れた方が「自分の持っているものも査定してもらえそう」と感じ、そのまま相談・来店へ進める導線づくりを重視しました。
トップページでは、サービスの概要から買取の流れ、買取品目、選ばれる理由、お客様の声、よくある質問、お知らせ、問い合わせへと順番に情報を配置しています。
買取の流れは、「品物を持ち込む」「その場で査定」「納得すれば即日現金払い」という3ステップで簡潔に整理しました。予約不要であることや、査定後に断っても費用が発生しないことも明示し、初めて利用する方でも行動をイメージしやすい設計としています。
買取品目については、金・プラチナ、ダイヤモンド、時計、ブランド品、お酒、骨董品、金券・商品券、古銭、切手、スマートフォン・タブレットなどをカテゴリー別に整理しました。
さらに、「古い」「状態が悪い」「価値があるか分からない」といった品物についても相談できることを伝え、ユーザー自身が売却可否を判断して離脱してしまわないようにしています。
「初めての方へ」のページでは、買取の流れだけでなく、品物や本人確認書類など来店時に必要なもの、買取できないもの、査定額に関する注意事項まで掲載し、来店前に必要な情報をまとめて確認できる構成としました。
また、個人のお客様だけでなく、オフィス移転や閉業時の備品・在庫処分、余剰在庫の整理などを想定した法人向けページも設けています。
法人向けには、問い合わせから見積もり、査定・買取、支払いまでの流れや必要書類を整理し、個人向けと法人向けの異なるニーズを一つのサイト内で両立させました。
最終的には公式LINEや法人向け問い合わせフォームへ誘導し、「少し聞いてみたい」という段階から相談できる導線としています。
デザインの根拠
デザインでは、ハンドメイド商品の温かみを残しながらも、いわゆる「手作り感」を強く出しすぎず、ファッションアイテムとしても魅力的に感じられる見せ方を意識しました。
主役となるのはあくまで商品そのものです。
余計な装飾や情報を増やすのではなく、大きな商品・イメージ写真と余白を活用し、一つひとつの商品や編み模様、カラーリングが視覚的に伝わる設計としています。
また、
「暮らしに、やさしくなじむ。」
「毎日の装いに、凛とした彩りを。」
「同じものは、ひとつもない。」
といった短いコピーとビジュアルを組み合わせることで、商品のスペックだけでは伝わりにくい使用シーンやブランドの世界観を表現しました。
商品ページでは、価格や商品画像だけでなく、
・PPバンドを一本一本手作業で編んでいること
・二重に編むことで強度を持たせていること
・軽量で日常使いしやすいこと
・水濡れを気にせず使いやすいこと
・ハンドメイドならではの個体差があること
など、購入前にユーザーが知りたい特徴を文章で補完しています。
ECサイトとして「見た目がきれい」で終わらせず、商品理解から購入判断までを支える情報設計を重視しました。
活用イメージ
本サイトは、ハンドメイド商品や工芸品、アパレル、雑貨、アクセサリーなど、商品の背景や作り手のこだわり自体が価値になるブランドに向けたShopify制作例です。
特に、価格やスペックだけでは商品の魅力を十分に説明できない場合、ECサイト上でブランドストーリー・制作工程・商品の特徴・利用シーンまで設計することで、「なぜこの商品を選ぶのか」という理由をつくることができます。
「Instagramだけで販売しており、自社ECサイトを持ちたい」
「ハンドメイド商品の魅力をもっと丁寧に伝えたい」
「商品の写真と価格を掲載するだけのECサイトにはしたくない」
「ブランドの世界観と購入しやすさを両立したい」
「Shopifyを使って、今後自分たちでも商品追加・運用ができるサイトを構築したい」
そのようなケースに適した制作例です。
Shopifyを活用することで、商品管理・在庫管理・注文管理・決済などEC運営に必要な機能を一つのプラットフォームにまとめながら、ブランドの特徴に合わせた商品ページや販売導線を構築できます。
商品を「掲載する」だけではなく、商品の背景にある価値まで伝え、購入につながるECサイトを設計した事例です。
